
そもそも応募が来ないのが課題
こんにちは。
ジョブクマくんです。
求人募集をするも、なかなか応募が来ない。そんな悩みを抱えている企業は少なくないように感じます。
厚生労働省の調査によると、2023年3月期の求人倍率は1.23倍と、過去最高を記録した。
しかし、この倍率はあくまでも求職者の数に対する求人情報の量を表したものであり、実際に採用が決まった企業の割合は、決して高いとは言えない。
売り手市場と呼ばれる昨今、企業の求人募集に対する意識には変革が求められている。
採用をしたくてもそもそも応募が来なければ伝えたい魅力も伝えられない。
今日はそんな応募がなかなか来ない企業が陥りがちな3つの罠と根本的に解決しないといけないことについて話す。
陥りがちな3つの罠
求人募集で応募が来ない企業が陥りがちな罠は、大きく分けて3つある。
1. 求人媒体を変えることでの改善を目指してコロコロ掲載を変える
求人媒体をコロコロ変えることで、応募者数の増加を図ろうとする企業は少なくない。しかし、求人媒体はあくまでも「流通経路」に過ぎない。
求人掲載のサービスを行っているサイトやサービスの多くはIndeed、求人ボックス、スタンバイ、Googleしごと検索などのアグリゲート型サイトと連携しており、
どこの求人サイトに掲載をしてもある程度の求人閲覧数は得られるだろう。(質の悪いサイト、サービスを除く)
それでも応募がないのは別のところに課題があると思ったほうがいいだろう。
2. 求人広告の予算を必要以上にかけている
求人広告の予算を必要以上にかけることで、応募者数の増加を図ろうとする企業も少なくない。しかし、求人広告の予算をいくらかけても、
求人を見ている求職者からするとその求人にどれだけの予算がかかっていようが応募したいと思うかは別問題である。
求人広告の予算を使うのはあくまでもより多くの求職者に見てもらうためである。
3. 採用待遇の改善で応募してもらおうとしている
あまりに採用が出来なく採用待遇を改善することで、応募者数の増加を図ろうとする企業も少なくない。
たしかに募集要項に載せる給与や休日などの待遇をより魅力的な内容にすることで応募意向が高まることはある。
しかし、待遇の改善は慎重に行わなければ別の問題に発展することも頭には入れておかなければならない。
実際に合った例だが、応募を改善するために従来より募集条件を良くして採用に踏み切ったものの、
既存の社員から待遇差について不満が出てしまうことがある。
こういったところからベテラン社員の離職のリスクが出てしまうとせっかくの努力も水の泡だ。
根本的な課題とは
そもそも、求人募集で応募が来ない企業の根本的な課題は、求職者に解像度高く理解してもらえる求人原稿になっていないということにある場合が多い。
一つの目安として求人の閲覧数はあるのに応募がない場合(100件閲覧中1件も応募がない。応募率1%を下回る状態)はこの課題が当てはまるだろう。
※業種によって%は目安が違うため大まかな目安となります。
求人原稿は、求職者が「この会社で働きたい」と思うかどうかを決める重要な要素である。
求人検索
↓
求人閲覧(キャッチコピーや給与などの項目を見てクリック)
↓
応募
求職者が求人を検討する際のフローとして求人閲覧の段階で仕事内容などを読んで興味を持っていただいて、やってみたいと思ってもらえなければ、
閲覧の段階で離脱してしまうため、いくら求人媒体を変えたり、求人広告の予算をかけてたり、採用待遇を改善したりしても、応募は増えない。
解決策
求人原稿で応募者を増やすためには、求職者の視点に立って、求職者が「この会社で働きたい」と思うような求人原稿を作成することが重要である。
具体的には、以下の点に注意して求人原稿を作成するとよいだろう。
◎求人内容を具体的に伝える
◎企業の魅力をアピールする
◎応募条件を明確にする
◎求人内容を具体的に伝える
求人内容を具体的に伝えることで、求職者は「この会社で何ができるのか」をイメージしやすくなる。具体的な業務内容や、求められるスキルや経験を明記するようにしよう。
また、未経験の層からの応募を見込んでいる場合には「自分にもできそう!」と思ってもらえるような要項にすることも重要だ。
企業の魅力をアピールする
企業の魅力をアピールすることで、求職者は「この会社で働きたい」と思うようになる。
優秀な人材ほど自身の中に仕事の理念ややりがいを持っており、企業の待遇面だけではなく定性的な面に共感を得て応募してくれる場合があるため、
企業の理念やビジョン、社風、福利厚生などを具体的に伝えるようにしよう。
応募条件を明確にする
応募条件を明確にすることで、求職者は「自分が応募できるかどうか」を判断しやすくなる。応募資格や、必要なスキルや経験を明記するようにしよう。
特に、必須要件は何なのかと歓迎要件が何なのかをごっちゃにしていて分かりづらい企業は多いように見受けられる。
応募条件の中に、【必須】や【歓迎】などの項目で分かりやすく分類してあげるといいだろう。
ジョブクマではスポットでの求人原稿の作成サービスや、採用体制の構築に携わるコンサルティング、
求人広告運用なども行っております。
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